【実践】水稲育苗箱で葉野菜を栽培する方法

農業

水稲育苗箱栽培とは?

水稲育苗箱栽培とは、水稲の育苗期間の間しか使われない遊休ハウスの有効利用の為に考えられた栽培方法で、水稲の育苗箱を使って少量培地で野菜を栽培する方法です。

この方法での栽培実績(資料)があるのは、小松菜、ミズナ、リーフレタス、トマト、きゅうり、メロンです。

参考

水稲育苗箱を用いたミズナ・リーフレタス栽培

市販の培土を育苗箱に充填し、液肥で管理する栽培方法。

苗箱らく楽培地耕

上段にくん炭、下段にビニールで養液がたまるようにした2層式の栽培方法。

水稲育苗箱栽培の栽培方法

  1. 苗箱に市販の培土を詰め、種をまく。
  2. 収穫まで液肥で管理する。

※使った培土は再利用可能

▼栽培スケジュール

ミズナ、コマツナの場合の栽培スケジュールです。

水稲の育苗期間は3月から5月になります。

 

水稲育苗箱栽培の問題点と改善案

問題点1:培土代がかさむ

苗箱に使う培土をすべて購入した場合、再利用し2回使用した場合でも売り上げの4分の1が培土費になってしまう。ランニングコストがかかりすぎる。

改善案

米農家が行う栽培方法であるという前提から、水稲栽培の副産物であるもみ殻を利用し培土とする。

  1. 生もみ殻(長期間野ざらしにしたもみ殻)+土を7:3で混用した培地
  2. もみ殻くん炭培地(土を混ぜてもよい)

 

問題点2:液肥を流すための物財費がかかりすぎる

タンクやタイマーなどの初期投資額が10万を超えてしまう。

改善案

  1. ベンチュリ式の簡易液肥混入機の利用
  2. 固形肥料の利用。連続して栽培する場合は被覆肥料の使用を検討

 

ゆる農ライフ版水稲育苗箱栽培

培土⇒籾殻くん炭培土に変更。

培土を変更したことにより発芽するまでの管理が難しくなったため、セルトレイ育苗することに。

液肥⇒被覆肥料に変更

灌水⇒点滴灌水チューブを使用しタイマーで管理

栽培方法(小松菜)
  1. セルトレイにセルトレイ培土を詰めて2粒ずつ種をまく
  2. 育苗箱にもみ殻くん炭と黒土、エコロングを混和して、苗を定植
  3. 収穫までは水管理のみ

経過観察(随時更新)

10/1  播種

200のセルトレイに2粒ずつ種をまきました。

画像は種まき12日目です。

2粒づつまいているのでこの大きさでしっかり根を張っています。

10/14 定植

1つの育苗箱に3列植えつけました。(※葉が徒長しやすく株重が出ないので2列がおすすめ)

11/3  収穫

まとめ

種まきから34日で収穫することが出来ました。

培土が乾き易いので毎日1回~2回程度の水遣りが必要になりますが、病気が出たりはありませんでした。

植え付け間隔が狭かった事から、徒長気味で1株重さは20g程度でした。

今回は被覆肥料を使用しましたが保肥力が弱いため、水に溶けた分の20パーセント程度しか野菜に直接吸われないというような情報があります(生もみがらの場合)。

ですので肥料効率を考えるなら液肥を使ったほうが無難かもしれません。

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