【早期成園化!!】植え付け2年でぶどうを3t収穫する方法

雑記

こんにちは、ぶどう農家1年目のmiyakoです。

果樹栽培と言えば、収穫出来るまで2~3年か品目によってはそれ以上かかると言われており、無収入期間が長く新しく農業がやりたい!という人でも果樹はちょっと…と避けがちだったりします。

しかしぶどうに関して言えば、やり方次第では2年目から慣行成園並みの収穫が可能です。

今回は早期成園化に向けたぶどう栽培の方法を実体験を織り交ぜながら紹介します。

成園化とは
成園化とはその年にかかった費用(肥料や農薬など)がその年の収入を上回ったときのことをいい、その年数を短縮することを早期成園化といいます。

 

根域制限栽培・根圏制御栽培

栽培方法は根域制限・根圏制御を利用した垣根仕立てです。

根域制限と根圏制御の違いは、根域制限が根を範囲内に制限して栽培することを指し、根圏制御では加えて水や肥料を徹底的に管理して品質の良いぶどうを作るよということを指しています。

今回は根圏制御の資料をベースに記事を書いていますが、根域制限でも充分同じような生産が可能だと思っています。

 

慣行栽培(棚)と根圏制御(垣根)の比較

植え付け本数は将来の計画に沿って決める必要があります。

慣行栽培の場合、枝が園に満遍なく伸びるのに時間がかかるため成園化が遅れているといった側面があり、それを補うために根圏制御では植え付け本数を極端に増やしています。

根圏制御栽培のメリット

1)成園後の収穫量が多い

成園後でも反当りの収穫量が慣行栽培の2倍になります。

2)作業がしやすい

垣根仕立てでは棚仕立てのように腕をあげて作業することもないので体への負担が少なくなります。

加えて縦方向へ移動して作業を行える為素人でも迷いや無駄が少なく仕事が行えます。

根域制御のデメリット

1)苗木にかかる費用が高い

巨峰の場合500本苗木を購入するとで100万円近くかかります。

しかし、種苗法の特許権が切れている品種なら自家増殖も可能です。

2)ハウスや専用資材にかかる費用が高い

栽培特性上ハウスが必須であり、土は購入、灌水システムの導入などにかかるコストが高くなります。

 

品種選び

2年目から収穫出来る品種には限りがあり、人気のシャインマスカットなどはまず実が成りません。

また新しい品種の導入は品質が安定しない可能性を考えて避けた方が無難です。

基本は巨峰やピオーネ、藤稔などの黒系品種です。

 

仕立て方法

根圏制御栽培が慣行栽培に比べて倍の収穫量があるのは、決して苗木の本数が多いからではありません。

苗木はあくまで早期成園化への手助けをしているにすぎなく、注目するべきは仕立て方なのです。

根圏制御栽培では垣根仕立てで栽培を行います。

何故垣根仕立てなのかと言うと、慣行の棚仕立てと比べて利用できるスペースが格段に増えるからです。

棚仕立てが横のスペースを利用するのに対し、垣根仕立てでは縦のスペースを利用します。

この方法で3tという収穫量を実現しています。

 

まとめ

苗木500本に驚愕した方がいるかもしれませんが、重要なのは苗木の本数ではありません。

早期成園化という目標を捨てれば500本の半分でも4分の1でもいいのです。

実際私が植えた本数は8aで50本近くです。

長い目で見ても収穫量の多さは魅力だと思います。ぜひ御一考ください(笑)

 

 

コメント