籾殻くん炭の効果的な使い方

農業

我が農園では、米から出る副産物を利用した炭素循環法で野菜を栽培しています。

籾殻くん炭も副産物の1つで、籾殻を加工することで籾殻とはまた違った形で畑に還元することができます。

籾殻くん炭は、育苗培土や土壌改良資材として、またくん炭のみを培地として利用した隔離栽培など、幅広く利用することができます。

 

籾殻くん炭とは?

籾殻くん炭とは、籾殻を蒸し焼きにして炭にしたものです。

 

焼成後の変化

燃やすことでリン酸やカリ成分が増えます。

その他微量要素も豊富に含まれています。

 

籾殻くん炭の特徴

1)多孔性で通気性が良い

固形であり崩壊しなければ土中の空気を保持するため、根の発達が旺盛になります。

通気性は良いですが、多孔性な為適度な水分を保持します。

2)アルカリ性

くん炭のpH は7~10になります。焼成温度が高いほどアルカリ性が強くなります。

畑のpHは酸性に傾きやすいためpH調整としての利用も可能です。

3)ケイ酸が豊富

くん炭の50%がケイ酸でできています。

ケイ酸は植物の骨格を作ると言われており、無くてはならない成分です。

ケイ酸が豊富な土壌は連作障害が出にくいとも言われています。

 

籾殻くん炭の作り方

籾殻くん炭はくん炭機を使用して作ります。

くん炭機がなくても作れますが、時間をかけないで満遍なく燃やすにはくん炭機の利用が有効です。

  1. 燃えるものを集めてくん炭機をのせます。
  2. くん炭機の周りに籾殻を集めます。
  3. 底の部分から火をつけます。
  4. 黒色が広がるまで放置します。
  5. 焼けたら水をかけて消火します。

大量に焼いた場合は、表面を消火した後ビニールをかぶせ、その上から水をかけ酸素が入らないようにすればまとめて消火することができます。

●くん炭づくりのポイント

籾殻は炭になると崩れやすくなります。

崩れすぎると野菜の生育に良くないので必要以上にかきまぜないようにしましょう。

 

籾殻くん炭の使い方

育苗培土として使う

育苗培土として使う場合は自家製ブレンド培土や市販の培土に何割か混ぜて使います。

窒素成分が少ないので育苗期間が長いものにブレンドする場合は液肥を用意しておくといいでしょう。

トマトやきゅうりなどの実物野菜は、くん炭の層を作ると細根がよく出ると言われています。

また、覆土に使うと黒色が熱を集める為生育が良好になります。ネギやレタスにおすすめです。

 

培地に使う

籾殻くん炭単用で培地として使うことができます。

pHが不安な場合は使用前に50倍以上の水に24時間浸すか、稀硫酸で洗浄しましょう。

 

土づくりに使う

くん炭をそのまま畑に入れて耕します。

保温効果があるためマルチとしの利用もおすすめです。

果樹園の場合は穴を掘って籾殻の層を作り土をかぶせると細根が増え、干ばつに強くなります。

 

まとめ

軽くて使いやすい、いいことづくめの籾殻くん炭、いかがだったでしょうか。

私はもっぱら育苗培土のかさましや培地として使っています。

今回挙げた使い方以外にも雪を溶かす効果があったりと他にもいろんな使い方がありそうです。

 

 

 

 

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