有機野菜って実際どうなの?味は?購入メリットは?

雑記

こんにちは、農家のmiyakoです。

 

「有機野菜って普通の野菜より少しお値段高めだけどどうして?」

「味に違いはあるの?」「体にいいってほんと?」

 

私は普段慣行栽培という化成肥料を使った一般的な農業をしています。

しかし、就農する前は慣行栽培にするか有機栽培をするか迷い、実際有機農家の見学にも行きました。

そんな私が思う、有機栽培野菜の疑問について説明します。

 

そもそも有機栽培って何?

「有機農業の推進に関する法律」(平成 18 年法律第 112 号)の第二条において、有機農業は次のように定義される;「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業」※wikipediaより引用

つまり有機栽培は、

  • 化成肥料を使わない
  • 農薬を使わない
  • 遺伝子組み換えをしていない

栽培方法といえます。

しかし農家の認識が甘く有機栽培と主張している農家が実際は農薬を使っていた…なんてことがあります。

その場合は有機JAS認定を受けている農家の野菜を購入すれば間違いありません。

有機JASって?

日本では、有機JASマークの無い野菜に、有機やオーガニックと表記することが禁止されています。

有機JASマークは、規定をクリアし認証された農家しか表示することができません。

有機JASの取得には、栽培中の農薬使用がないことはもちろん、植え付け2年以上前から農薬を使用していない圃場(畑)であることなど厳しい規定があります。

 

有機野菜と慣行野菜の違い

味の違いはあるの?

有機野菜は慣行野菜よりおいしいと言われています。

これは肥料効果の出方の違いから味を左右する硝酸(苦み)の含有量が有機肥料の場合少なく維持しやすい点にあると言えます。

慣行野菜は葉が青々としていかにも美味しそうに見えますが、肥料成分過多で色が濃くなっているとも言えます。

体にいいってほんと?

農薬不使用の為、残留農薬や有害な重金属濃度の検出率が低いといわれており、体にいいといえます。

しかし栄養価は、慣行栽培より高くなるという研究結果と、違いはないという研究結果があり栽培方法というより栽培時期によって栄養価が変化していると考えるのが良さそうです。

有機野菜が高いのはどうして?

前述したとおり、有機栽培は無農薬栽培でもあります。

慣行栽培では、農薬の力できれいな野菜を収穫することができますが、有機栽培では使える農薬(BT剤など)が限られており収穫することの出来ないクズ野菜も多くなります。

防虫や病気の出にくい土づくりが慣行栽培より手間のかかることから、有機栽培は値段が高くなります。

慣行栽培農家が思う事

冒頭に書きましたが、私は有機と慣行で迷い、結局慣行栽培を選びました

なぜかと言うと、

  • 栽培難易度が高いうえに手間がかかりすぎる
  • 味の違いを感じられなかった
  • 農薬を悪いものではないと思っている

からです。

栽培難易度の高さ

農薬を使えないということで栽培難易度が高く、経営面で不安が大きかったのが理由の1つです。

有機栽培で就農する場合、数年の研修が必要となってしまうので、すぐ就農したかった私としては、選ぶ理由がなかったとも言えます。

味の違いを感じられなかった

私は有機栽培と慣行栽培で味の違いをしっかり感じられたことがありません。

どちらも美味しいし、どちらも不味い可能性があると言えると思います。

美味しさは、有機、慣行関係なく、農家の栽培能力の違いです。

加えて野菜は収穫から時間がたてばどんな野菜も美味しくなくなります。まずは新鮮な野菜を買う事が美味しい野菜を手に入れる方法だと思います。

農薬は悪いものなのか

農薬を使った野菜を食べている祖父母が70を超えた今でも現役で農業をしていることから農薬を“悪”とはみなしておりません。

むしろ農薬があるからこそ日本の食卓が守られていると思っています。

とはいえ、農薬散布は農家にとって負担な作業なので、土づくりをしっかり行って健全な野菜を作ろうと心がけています。

 

コメント