多品目少量栽培で小さく稼ぐ【副業的農業のススメ】

農業

こんにちは、農家のmiyakoです。

「農業やってみたいけど何を作ればいいの?」

「いろんな野菜をつくりたいけど、単品大量生産じゃないと稼げないのかな?」

「就農資金が少ないけど就農する方法はあるのかな」

 

私は普段、直売所ベースの多品目少量栽培を行っています。

基本的に多品目少量栽培は、個々の野菜に対応しなければいけないので農業経験値が高い人が行うものです。

しかし、私は1年目から多品目少量栽培を選びました。それは何故か?

現役農家が単品大量生産と多品目少量栽培のメリット・デメリットについて解説します。

 

多品目少量栽培を選んだ理由

結論から言ってしまうと、初期投資できるほどのお金がなかったからです

私の場合20歳頃、フリーターの状態のまま、やんわり農業に足を突っ込んだため莫大なお金を借りて就農しよう!と人生をかけて始めたわけではありません。

当時の手持ちは3万程度でしたが、祖父母の家の持ち畑を使わせていただけたので野菜を作るだけならお金がかからなかったという側面もあります。

もう1つの理由は、労働者が自分1人しかいなかったことです。

よく言うひとり農業というヤツですが、1人で農業をやるなら単価の低い単品大量生産をやるよりも単価を上げて作業量を減らす方が効率的だと考えました。

では実際どうなのかと言うと…

 

単品大量生産が農業の基本

単品大量生産は単価が低いと先に言いました。農業が稼げないと言われているのはすべて単価の低さが原因といっても過言ではありません。

この単価の低さをどうにかするには、農家自身が生産から販売まで全てを自分で行う必要があります。しかし新規就農者にそこまでする余裕や特殊な生産技術があるとは思えません。

そこで農家は販売をJAや市場に委託することで、生産に特化した経営をしてきました。

単価の低さを量でカバーする

相場の下がっている時期でも単価の低さを量でカバーできるので、経営が安定し易いのが単品大量生産の最大のメリットといっていいでしょう。

加えて相場の高いときはより稼げるので多品目少量栽培より稼ぎ易いのは明白です。

多品目少量栽培の場合、相場が下がれば直売所が野菜であふれ自分の野菜が全く売れなくなることもあります。

そんな時に市場に出そうとしてもそもそも量を作っていないので死活問題になりがちです。

安定した生活を送りたいなら単品大量生産が良いといえるでしょう。

 

初期投資額と時間的ロス

単品大量生産がしたいけど、就農資金がそんなに無いといった場合で考えてみましょう。

資金が無い場合、お金を借りることになりますが、就農に平均1千万必要と考えると、減価償却に10年…、もちろんお金を借りて栽培に失敗するわけにもいかないので農業研修に1年~2年と考えると、時間的ロスは10年以上になります。

この狭い圃場で農業を本格的にスタートすると決めたとき、私と息子は迷わず「多品目少量栽培」を選択しました。小さい農業で単品大量生産に手を出したとしても、一通りの設備投資が必要なうえに、それに見合うだけの収入が得られないとわかっていたからです。-p8-引用

これは、多品目少量栽培でコスモファームを運営する中村敏樹さんの著書の引用です。

多品目少量栽培では、副業から始められるので、時間的ロスがなく、初期投資も規模によって徐々に農機具やハウスやらを揃えていけばいいので無駄があまりないともいえます。

でも多品目少量栽培ではあまり稼げないのでしょう?というとそれはやり方によります。

 

多品目少量栽で大きく稼ぐには

多品目少量栽培で成功できる!! 小さな農業の稼ぎ方 栽培技術と販売テクニック [ 中村 敏樹 ]
by カエレバ

多品目少量栽培で稼ぐには、ある程度の量を作り、個人販売する。に限ります。

個人販売とは、相手に値段をゆだねずに自分で値段を決めることが前提にありますが、直売所のように流動的な販路ではなく、個人やレストランと契約し継続的に販売できるようにする必要があります。

売り込むために作った野菜が売れるか限らない場合は、売れなければ直売所などに持ち込みながら徐々に販路を拡大していくのがよいでしょう。

多品目少量栽培のメリットは、負債が無いので加工などの次の展開を作りやすいところにもあります。

縛られない農家になるには、多品目少量栽培がオススメです。

 

でも私は小さく稼ぐ

結論ですが、私は多品目少量栽培で大きく稼ぐつもりはありません。

販路拡大にはそれ相応の営業能力やツテが必要ですが、自分に向いているとは思えないのと、多品目少量栽培といえどある程度の量を栽培するのは1人では不可能だからです。

農業は半分くらいやって、他で半分稼げて生活が成り立つなら私はそれでよいのです。

農業のやり方や関わり方は人それぞれなので自分に合った経営を目指しましょう。

 

 

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