【5月収穫】早出しじゃがいもの栽培方法【挿し芽栽培】

春作

こんにちは、農家のmiyakoです。

今回はじゃがいもの栽培方法の紹介です。

副業的農業の始め方
こんにちは、農家のmiyakoです。 新規就農したい!農業で稼ぎたい!という人がいると思いますが、正直個人レベルの農家ってキツイです。理由は挙げればキリがありませんが、個人の農家は栽培に注力してしまい、販売に力を注ぎにくく、結局儲から...

の記事でも書きましたが、じゃがいもはサラリーマンの副業にもってこいの作物です。

今回は通常より早く収穫することで500g100円が平均のところ150円で売る作型について解説します。

早だし栽培とは?

早だし栽培とは通常の収穫期より早めに収穫出来るように植え付けを前倒しした栽培方法のことです。

早だしじゃがいも栽培のメリット

1.高単価で売れる

冒頭にも書きましたが、早出しは他の出荷者さんと出荷時期が被らず、品薄状態なので高単価で販売することが出来ます。通常500g100円が150円で売れるのは魅力的です。

しかし、じゃがいもはどちらかと言うとじわじわ売れていく野菜なので量を作りすぎると売っている間に値段が下がってきてしまいます。その場合は値段を少し下げて1日の売り上げを伸ばすということも考えておきましょう。

2.作業分散できる

じゃがいもの収穫時期を早めることで作業分散がしたい!というときに便利です。

3.種芋を再利用してもう一度栽培できる

下で紹介する挿し芽栽培なら1度芽をとった種芋でもう一度収穫することができます。

 

早出しじゃがいもの栽培方法

早だしを目指した場合の植え付け適期は、間違えてしまうと枯れるリスクがあります。

目安としては通常の植え付け時期の1ヶ月前です。地域によって収穫時期は変わるので参考程度にお考えください。

トンネル栽培

通常のトンネル栽培です。

浴光育芽:2月上旬~

植え付け予定の2週間前から種芋を光に当てる浴光育芽を行います。

夜はそのままだとしもげてしまうので、屋内で毛布などで防寒して保存します。

浴光育芽をすることで芽が出やすくなります。

 

植え付け:2月中旬~

品種は地域にあったものを選びましょう。早く収穫したいのでキタアカリやワセシロなどの早生品種を選びます。

植え付け2週間前までに高畝を立ててマルチを張っておきます。保温効果と除草効果が同時に得られる配色マルチがオススメですが、無い場合は透明マルチか黒マルチが良いでしょう。

移植器などを使って植え付けると作業が楽になります。

サンエー ホーラー H70P H-70P (開閉式) 移植機兼植え穴あけ器 DPZ
by カエレバ
トンネル設置:3月上旬~

芽が出る前にトンネルを設置します。

霜にやられないようにサイドは閉じるので、有孔ビニールを使います。

もしくは、通常のトンネルビニールを使って自分で穴をあけます。

パオパオはベタがけしておきます。

 

 

芽かき:4月~

芽がこんできたら、2、3本になるように芽を間引きます。

気温が高くなって遅霜の心配がなくなったらトンネル⇒不織布の順番で外していきます。

 

収穫:5月下旬

花が咲かなくても、時期がきたら試し掘りして収穫できる大きさであれば収穫しましょう。

穴掘りグローブがあると収穫作業が早くなります。

穴掘りグローブ
by カエレバ

 

【挿し芽栽培】育苗+トンネル(不織布)

ハウスで芽出しをした後、芽だけを露地に植えつける作型です。

もしくは、上で説明した露地トンネル栽培で芽だしをした後でも可能です。

この栽培方法だと1度使った種芋からもう一度収穫できるので種芋の節約になります。

芽だし:2月中旬~

浴光育芽した種芋をハウスにまるのまま植えつけます。

芽だしはハウス内トンネルで育苗するのも良いですし、温床などで管理するのもいいでしょう。露地トンネルでも可能です。

ポットに植えつけて芽だしする場合は、腐葉土を使ってください。

 

画像はハウスサイドに植え付けたものです。

腐植布かビニールをふんわり被せておけば霜にやられません。

 

 

植え付け+トンネル設置:3月中旬~

露地に植えつけます。

種芋から芽を採取します。

採取した芽は露地畑に深めに溝を掘って15cm間隔に植えつけます。畝間も15cmくらいで十分です。

土寄せが要らないよう芽の先端が少し出るくらいに深めに土をかけます。緑になっていない芽も植えつけてかまいません。

植えつけたら不織布ベタがけ+トンネル設置します。

残った種芋は露地に植えつけて通常の栽培方法で栽培できます。

花は咲きません。植え付けから2ヵ月後が収穫予定日です。

不織布とトンネルは、気候を見ながら外します。

収穫:5月下旬~

試し掘りして芋が大きくなっていたら収穫適期です。

1本の芽から3つ収穫できます。

 

早だしじゃがいも栽培のデメリット

早だしじゃがいも栽培には若干デメリットがあります。

1.面倒

早だし栽培はじゃがいもに限らず早出し専用の資材が必要になってきます。

作業も増えるしお金もかかるのでやらないという選択をするのも正直アリです。

2.収穫量が減る

じゃがいもは土寄せをしっかり行ってじっくり育てる作物です。

早だしの場合そうもいかないので収穫量は少ないと思っておいた方が無難です。

 

まとめ

挿し芽栽培の場合、条をどれだけとれるかで反収が変わります。

条間を狭めると土寄せできないので、土寄せしない方法を書きましたが、青芋になるリスクもあります。

もしかしたら、黒マルチを張って芽を浅く植えつける方法にした方が楽なのかなと思います。

 

 

コメント