副業的農業の始め方

こんにちは、農家のmiyakoです。

新規就農したい!農業で稼ぎたい!という人がいると思いますが、正直個人レベルの農家ってキツイです。理由は挙げればキリがありませんが、個人の農家は栽培に注力してしまい、販売に力を注ぎにくく、結局儲からない農業経営になりがちです。

そこで私は、副業としての農業をオススメしています。

副業的農業の始め方では、月3万~10万をベースに使える時間に合わせた栽培品目、販売方法を

紹介します。

最終的には独立して専業農家を目指している人も、自分に合った経営や栽培技術の向上などに役立つと思いますので参考にしてください。

副業としての農業をオススメする理由

1.誰でも出来る

野菜の栽培には専門知識が必要!ということはありません。

農業は家庭菜園の延長であり、効率的に作れるように専用の機械を導入しているに過ぎません。

問題は農薬ですが、使用品目や回数を守って正しく使用すれば問題ありません。

2.売れないということが無い

農業のデメリットであり、副業農家の最大のメリットが農業が1次産業であるということです。

つまり生活に必要なものであり、相場の下がりはありますが基本的に誰が作っても売れます。

3.ストレスが少ない

生活の軸である本業を持った状態での副業であれば、金銭的ストレスはありません。

低コストで栽培できるのでかかったお金を回収するのも難しくありません。

あくまで趣味の延長として楽しんで農業をすることができます。

 

販売先は直売所に限定

素人農家は直売所販売に限定して、栽培規模・品目を決めましょう。

▼直売所のメリット

  1. 規格がない
  2. 自分で値段をつけられる
  3. 加工食品も出せる

スーパーに出回っている野菜は全て1袋のg数やサイズを揃い、虫くいの無いことを条件に規格を守って包装された野菜です。素人が始めからこれらを守っていたらお金にならないので、さっさと始められる直売所に的を絞りましょう。

直売所は田舎の直売所ではなく、なるべく人の多い中心部の店舗を選びましょう。または道の駅でも良いです。

直売所は誰でも登録したその日から出荷できるので、空いた時間にサクッと登録しておきましょう。

農産物直売所 売り上げアップの秘訣
by カエレバ

【本業別】栽培品目の決め方

週休2日のサラリーマン

☆保存性の高いものが狙い目!

週に2日しか時間が作れないサラリーマンは、一度に大量に作って倉庫などに保存し、少しずつ出荷できるような野菜が向いています。

  • じゃがいも
  • ニンニク
  • たまねぎ

が特にオススメです。

栽培自体は簡単で専門的な機材も必要ありません。

収穫時期は忙しくなりますが、収穫が終われば出荷していくだけなので簡単に始められます。

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隙間時間の多い主婦

☆おすすめは、ピーマンやししとうなどの実物野菜!

昼間完全に暇!という主婦さんはどんな野菜も向いていますが、朝と夕方は忙しくて昼間は用事があったりなかったりという主婦さんは、実物野菜に挑戦してみてください。

実物野菜は日持ちするので収穫後すぐ出荷する必要がないことが主婦向きの理由です。

収穫は毎日になりますが、直射日光に当たらない涼しい場所において置けば、空いた時間に袋詰め⇒出荷は次の日でOKです。

ピーマンやししとう、ナスなどは露地栽培が基本なのでハウスなどの大型施設がなくても栽培が可能なこと、受粉は昆虫が行ってくれるので管理の手間が少なくて済むなどのメリットがあります。

甘とう美人などの品種は収穫量も多く、経済的です。

 

専業農家を目指している人

☆ハウス栽培で時期をズラす

専業農家を目指している人はとりあえずパイプハウスを建てましょう。

ハウスがあれば、他の人より1ヶ月早く出荷することが出来るので有利販売が期待できます。

新品だと50mで50万円ほどかかりますが、離農した元農家さんも多いので中古を探して自分で建てると新品の半値以下で建ちます。

ある程度稼ぎたい!と思うなら出荷先を直売所に限定すると厳しいのが現実です。しかし多品目少量栽培だと市場出荷も難しくなります。

レストランなどとの契約をとりつつ直売所ベースで活動するか、自家生産野菜を加工販売するのがいいと思います。

1人農業なら年200万くらいが限界値だと思いますので興味本位でやるなら辞めたほうがいいです。

[関連記事:多品目少量栽培で稼ぐ方法]

 

必須道具

栽培に必要な道具は栽培品目によって変わりますが、絶対的にあった方がいいものを一覧にしました。

【栽培用具】

  • トラクターなどの小型管理機
  • 農薬散布用の動墳
  • 一輪車
  • 散布桶
  • コンテナ、収穫かご
  • 手袋
  • 三角ホー
  • 収穫ハサミ

 

【出荷調整・袋詰め道具】

  • 電子量り
  • ボードン袋

栽培する品目で洗い桶や包丁などが必要になります。

量りはどの野菜にも使うので1台購入しておきましょう。電子量りの方がすばやく作業できます。

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種の入手方法

  • ホームセンター
  • 種屋
  • 農家のお店
  • インターネット

ホームセンターは一般的な品種しか置いていないので、専門性の高い品種が欲しい場合は農家のお店や種屋に置いてあるパンフレットから選んで注文するといいでしょう。

インターネットは、珍しい品種や大袋が楽に手に入るので便利です。

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栽培方法の学び方

栽培をしていくうえで必要な知識は3つです。

  1. 土作り
  2. 個々の野菜の管理
  3. 病害虫防除

これらをどのように学ぶのかというと、以下の通りです。

人に教えてもらう

1番手っ取り早く学べるのが、人に教えてもらう方法です。

本でも学べますが、地域特有の気候もあるので失敗が少なくなります。

同じ作物を栽培している農家さんに教わるのが1番ですが、農業大学でも1年単位で1週間に1回講習を受けられるような講座がある場合もあるのでネットで検索してみてください。

 

独学

独学の場合は本やネットを駆使して勉強しましょう。

本は農業というより家庭菜園的な書き方をしているものが多いので、ネットも使っていったほうがいいと思います。

「土作りから収穫まで、分からないことだらけ!」で、「作る野菜も決まってない!」という人は、総合的な栽培方法が載っている本を1冊手元に置いておきましょう。

野菜づくり畑の教科書―意外と知らない基本常識からレベルアップの作業のコツまで
by カエレバ

栽培する野菜が決まっている場合は個別に専門書を購入しましょう。

 

土作り

土作りは小祝政明さんの本がおすすめです。

有機栽培の本ですが、土作りは慣行栽培でも基本的なことは変わりません。

ある程度農業に慣れてきたら本格的に勉強してみるといいと思います。

有機栽培の肥料と堆肥―つくり方・使い方 (小祝政明の実践講座)
by カエレバ
土づくりの基礎
土作りと聞くと難しいイメージを持つ人がいるかもしれません。 家庭菜園むけの栽培指南書には、野菜ごとに堆肥を○kg、肥料を○kgと書かれていますが、営農していくにはそれぞれの役割を理解して自分で土作りをしていかなくてはなりません。 ...

有機栽培、やる?やらない?

有機栽培は、無農薬・化成肥料を使わない栽培の仕方です。

有機栽培は国が決めた基準に則って有機JAS認定を受けた農家さんしか、原則として〝有機栽培野菜〟と名乗れません。(名乗っても罰せられたりはしません。たぶん。)

ですので、普通に作ったほうが問題はおきにくいです。

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